お前はハスマホイ展に行け

先週の水曜日、有給をとってハマスホイ展を見に行った。昼過ぎには美術館に着いている予定だったが、次々くる業務メールにダラダラ対応していたら閉館1時間前になっていた。

 

東京都美術館は上野にあるそこそこ大きな美術館で、展覧会によっては入場2時間待ちなんてこともザラだが、ハマスホイはそこまで日本でメジャーな画家ではないし、会期序盤の平日夕方ということもあり、かなり空いていた。そうは言っても物販込みで1時間で見切れるボリュームでもなさそうなので早足で回ることになりそうだ。ロッカーに荷物を預け、チケットを買い、そのまま展示室へ。

 

1階はデンマーク絵画、2階以上がハマスホイという構成なので、1階はサラッと見るつもりだった。幸いにも客はまばら。ほとんど立ち止まることなくグングン進んでいく。気分は修学旅行で夜回りする生活指導教員だ。女子の部屋に潜り込む男子を絶対に許さない。親御さんに電話して迎えに来てもらう。と思っていたら静かな展示室にヒソヒソ声が響き渡る。犯人はすぐにわかった。20代後半くらいのカップルがコソコソクスクス喋っているのだ。

 

私には嫌いなものが2つある。1つは屋外で彼女のケツを揉む彼氏、もう1つは美術館で彼女にうんちくを語る彼氏だ。以前、フェルメール展で彼女のケツを揉む彼氏という嫌悪感のハイブリッドカップルに出くわした時は顔を真っ赤にしてブログを書いたが、ハマスホイ展でコソコソクスクスカップルを見た私は静かに怒りの炎を燃やしていた。鼻の穴もパンパンだったろう。何も美術館で絶対喋るなと言ってるわけではない。ここが藤子不二雄ミュージアムなら私もこんなこと言わない。よりにもよってハマスホイ展なのだ。音のない部屋、物言わぬ背中、光と郷愁。鑑賞者はただ黙って絵と向き合い、朴訥と語られる物語に耳を傾けるほかないはずだ。どうしておしゃべりできようか。そんな口まつり縫いにしてやる。だが、よくよく話を聞いてみると(というか彼らの話し声しか聞こえない)彼氏は彼女にうんちくを垂れているわけではなさそうだ。彼が美術史うんちく垂れ男くん(便宜上うんちくんと表記します)ではないことが分かり、少し冷静になる。うんちくんでないなら許してやってもいいかな、でもちょっと声は抑えめにね。という気持ちにすらなった。

 

なぜ私がここまでうんちくんを嫌うのかというと、彼らはどこにでも現れるからだ。美術館だけじゃない。古着屋、TSUTAYA、ヴィレッジヴァンガード、クラフトビアバー。あらゆる文化の匂いがするところにうんちくんがいる。彼らの多くは「こんなことも知らないの?」と言わんばかりに上から目線で彼女にうんちくライフルを発射する。たいてい彼女の方は「ふーん」「すごいね」などと適当に相槌を打っているが、その目は遠い場所を見ている。次Netflixで何のドラマ見ようかなとか、LUMINEのクーポン発券しないととか、そういうことを考えている。ここにいない彼女に向かってうんちくを語り続けるうんちくん。こんな場面を幾度となく見てきた。うんざりしているのだ。ハマスホイ展の彼がうんちくんでないことに安心したのもつかの間、様子がおかしい。

 

「ハスマホイの絵見たいんだけど」

「ハスマホイは上かな」

「ハスマホイさあ」

 

ハスマホイって言ってる。私の耳がおかしいのかも。耳を済ませる。何度聞いても「ハスマホイ」にしか聞こえない。彼はうんちくんではなかった。むしろその対極だ。ハスマホイハスマホイハスマホイ。小気味よく踊る遠藤章造の姿が脳裏によぎる。違う。お前じゃない。ハスマホイの隣にいる彼女。おい、どうするんだ。私だったら聞こえないフリして彼が間違いに気づくまで耳元でハマスホイと言い続けることしかできないが、お前はどうする。彼女の口が小さく動く。何と言ってるのか聞こえない。お前もハスマホイなのか?はっきり言えよ。うんちくん回避でおさまった怒りが再び熱を帯び始める。お前。美術館でコソコソクスクス。お前。ハマスホイだぞ。静謐な室内、寂寥たる光、ハスマホイ。ふざけるな。お前はハスマホイ展へ行け。ハスマホイ展でコソコソクスクス喋ればいい。

「ご覧、ハスマホイだよ」

「本当だ、ハスマホイね」

「やっぱりハスマホイは違うな」

「ハスマホイ最高!」

ハスマホイの絵をたっぷり堪能したら物販だ。ハスマホイポストカードにハスマホイクリアファイル。ハスマホイマグネットは冷蔵庫に貼ればいい。ハスマホイゆかりのデソマーク雑貨もあるだろう。ミュージアムカフェではハスマホイ展コラボフードが楽しめる。ハスマホイをイメージしたランチプレートやドリンクたち。高いぞ。ハスマホイプレートは1700円、ハスマホイノンアルカクテルは900円。素面ではとてもじゃないけど頼めない価格設定だ。でもいいんだ。ドリンクを頼むとランダムでハスマホイコースターがもらえるんだ。お目当の柄じゃなかった?Tvvitterで呼びかけよう。【譲】ハマスホイコースター【求】ハスマホイコースター そんなもんねーよバカ

大橋和也さんの笑顔が見たい

先月、会社の先輩に誘われ、なにわ男子のコンサート「なにわ男子 First Live Tour 2019 ~なにわと一緒に#アオハルしよ?~」へ行った。

正確に言うと、なにわと一緒に#アオハルさせていただいた。

なにわ男子。知らない人でもなぜかピンとくるこの名前。そう。KinKi Kids、関ジャニ∞、ジャニーズWEST。ジャニーズ事務所に連綿と流れる、関西ひょうきん美男児集合体の血脈である。友人が「名前だけ聞いたら全員村上信五のグループ」と言っていて笑った。それにしてもジャニーズ事務所の"関西"に対する信頼というか、思い切りの良さにはつくづく感心する。これが「ジャニーズみちのく」とか「山陰男子」だとローカル通り越して旅情すら覚えるところを、謎の迫力とYOUやっちゃいなよ精神で王道アイドルユニットに仕上げてしまうのでさすがである。

 

ともかく私にとって人生初のジャニーズコンサート。今でこそ足を洗ったが、7歳上の姉が長らく関ジャニ∞ファンだったので関ジャニの音楽番組やライブ映像を見たことはあった。が、その実態は依然として謎だらけ。実家の姉の部屋には中学の美術の授業で描いたという椎名林檎の肖像画と共に錦戸亮さんのうちわやポスターが壁いっぱいに飾られていたが、姉本人は安田担だった。げに奥ぶかきジャニーズ道。当時は不思議だったが、自身がハロプロファンになった今、見てたい顔と推したい人間は必ずしも一致しないということがよくわかる。見たい顔は横山玲奈さん、推したい人間は石田亜佑美さんです。

 

コンサートに行くことが決まってから時間がなかったのでとりあえずメンバーの顔と名前を覚えようとgoogle検索すると、そこにはあまりに若く、美しい男子たち。若いというか、幼い。想像より断然幼い。なにわ幼子(おさなご)に改名してほしい。小児科の待合室に迷い込んだのかと思って一人でパニックになってしまった。こんなん見に行ったら摘発されるのではと不安をツイートしたところ、ジャニーズ有識者のフォロワーから「なにわ男子は成人メンバーいるので大丈夫ですよ〜」とのリプライが届きホッ。

幼子7人組グループであることがわかったので、今度はひとりずつメンバーの名前を検索する。西畑大吾さん。かわいい。「噛まないよ〜」って言われたから近づいたら歯茎むき出しにしてくる犬みたいだ。道枝駿佑さん。美しい。ドラマで見たことあるぞ。大西流星さんの写真を見た瞬間、慌ててブラウザを閉じる。ウーウー!かわいすぎアラートだ。脈が早くなる。シャーマンキングで初めてリゼルグに出会った時の竜さんってこんな気持ちだったのかな。いま健康診断したら絶対再検査。行き過ぎたときめきは手元に置いておくと危険との私の心のこんまり先生の判断もあり、冷蔵庫の激安ハウスワインに出動要請。全部忘れさせてよ。全部忘れました。

 

当日、会社のロビーで先輩と待ち合わせ、パシフィコ横浜へ。直前まで打ち合わせがあったため到着はギリギリ。「別件があるので、すみません!」とドタバタ会議室を出た。以前、仕事の打ち合わせ中にスケジュールの確認をしていたら、営業の女性が「あ!その日は.............私はちょっと........でも..........大丈夫です!」と全然大丈夫じゃない感じでモゴモゴ言い出したので上司が理由を尋ねたら、「その日は細美武士を見にいくので...」と言っていたのを思い出した。エルレでよくね?と思ったが、彼女は潔かった。堂々としていた。私も変にごまかしたりせずに「パシフィコ横浜でなにわ男子!ほな!」とローラーシューズで飛び出してくればよかったのだ。反省。

 

席についたのは開演10分前。会場内に立ち込めるただならぬ熱気。どこからかなにわ男子コールが巻き起こり、ボルテージが高まる中、ステージに現れる7人。地鳴りのような歓声。衣装のせいなのか、照明のおかげなのか、それとも彼ら自身が発光しているのか、ギラギラと鮮烈な輝きを放つなにわ男子。恐怖すら覚えた。そこから先の記憶がほとんどない。かろうじて覚えているのは、猫耳をつけた大西流星さんと西畑大吾さんのニャンニャンワンワンキュルル〜ン私寝てる間にコカインやってた?みたいな曲と、メンバー紹介曲と、オレンジと、One Loveぐらいだ。SMAPのオレンジはもともと好きな曲だったけど、メンバーの不安定な歌唱(褒めてます)と道枝駿佑さんのたどたどしいギター(とても褒めてます)が切ない歌詞にマッチしていて、とくによかった。あと二宮くんの結婚発表直後に聴くOne Loveは人生で一番緊張感のあるOne Loveで、すごかった。会場が変な空気になっていた。セットリストや細かいセリフなどは覚えていないので以下各メンバーについての感想をメモしておく。

 

西畑大吾さん:かわいい。お散歩大好きな犬みたい。喋りが達者。関西ローカルの情報バラエティ番組のレギュラーになってハイヒールリンゴ姉さんに可愛がられそう。商店街ロケに行って金物屋のおじいちゃんとおしゃべりしてほしい。メインでMCをしていたので彼がリーダーなのかと思ったら違うのね。ほがらかで闊達なオーラにくるまれた隠しきれない野心、ギラつき。いいですね。天使の羽のCMに出てください。

 

道枝駿佑さん:美しい。足長い。顔小さい。お肌プルプル。下がり眉。大丈夫?儚い。心配。中村明日美子の作品に「ばら色の頬のころ」という漫画があるが、私は今まさに彼の人生の「ばら色の頬のころ」を目撃しているんだと思わずにはいられなかった。子どもと大人の間、一瞬の季節、不安定なかがやき、視線のゆらぎ、壊れてしまいそうなナイーヴさ。大人になんかなるな。すみません、秋元康の帯ポエムになってしまいました。岩井俊二の映画に出て欲しい。

 

大西流星さん:直視すると不整脈になってしまうのでなるべくピントが合わないように薄目で見てたんだけど、か、か、かわい〜!!きゅるるるる〜〜〜ん。お目目がデッカい!でっかいねえ。ファービー?見た目通りの甘いお声で感動。今回のツアーのグッズのデザインを担当してたんだって。多彩です。すごいね。私なんて大人なのに2つのことを同時にできないよ。歩きながら口開いてるし、区民税払い忘れるし、水道止まるし、どうしたらいいですか?大西流星さん...。

 

高橋恭平さん:お、正統派イケメン。道枝くんが亡国の耽美系王子様だとすれば高飛車オラオラ王子様って感じ。あと何年かしたら少女漫画の実写映画に引っ張りだこになりそう。振り切ってキザを演じているのが気持ちいい。全体に幼さの残る甘めなお顔のメンバーの中に彼みたいなクールで大人っぽいメンバーがいるとグループが引き締まっていいですね。ただすげーバカそう。実際バカらしい。バカなんだ。

 

長尾謙杜さん:一番つかみどころがない。不思議ちゃん?喋るとホヨヨヨ〜ンで脳が気持ちいい液体に浸されたみたいになる。写真で見た時はそうでもなかったけど実物の造形美にぶったまげた。瞳が切れ長で本当に綺麗。真顔だとお人形さんみたいなのに笑うとかなり印象変わりますね。ツアーの衣装をデザインしたとのこと。すごすぎない!?ヤザガクじゃん。友達と遊びに行ったら解散したあとチンドン屋のwikipediaが送られてきた私の衣装もデザインしてほしい。

 

藤原丈一郎さん:オモシロ担当。村上信五。三枚目なのにリアコ枠なの超わかる。クラスで集合写真撮るとき絶対真ん中で寝そべるタイプだけど後ろの方にいる女子に「顔見えへんやん、もっと前来いや」って言ってあげるじゃん。スマホ交代で何枚も撮るからずっと同じ姿勢で固まってたら後ろ振り向いて「中腰しんどない?足プルプルしてるやん」って言ってくるじゃん。恋です。恋失礼しました。最年長なんだ。野球好きなのいいな。口も大きい。野球が好きで口が大きい男は最高なので恋です。恋失礼しました。

 

大橋和也さん:大橋和也さん!!!!!大橋和也さん、大橋和也さん、大橋和也さん...

 

以下、コンサート直後の私のツイート

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大橋和也さんはなにわ男子のリーダーで大橋和也さん!!!!声がカッッッッッスカスで、十三のおばちゃんみたいな声なんだけど、あの、ダンスがうまくて大橋和也さん!!!!!笑顔が..................バーニング!シャイニング!気候変動...笑顔が眩しすぎて網膜が焼け焦げました。大橋和也の逆レーシック(冠番組?) とにかく光、歌えば太陽、踊れば月、喋ればひまわり、嘘やっぱ光 光光光すごく暖かくてでっかくて眩しい光源 照らされていたパシフィコがあの夜 大橋和也さんの前に米置くだけで炊けそう 大橋和也さんの前にパン置くだけで焼けそう 辛いこと全部忘れられそういやそれは嘘それは嘘だけど大橋和也さんの笑顔見てる間だけは幸福なだけの別の世界に行ける

 

一夜にして大橋和也さんの笑顔とカッスカスの声に心奪われてしまい、コンサートが終わってからも大橋和也さんの写真を見たり、動画を見たり、絵を描いたりしてしまって、大橋和也さんのことが頭から離れなくて、またあの笑顔が見たいと、照らされたいと願ってしまい、毎日苦しいです。でも、出会えてよかったです。

 

ジャニーズいいな〜。だって、好きになったその瞬間から、アイドルといっしょに人生を歩めるわけでしょ。卒業や解散が前提にある他のアイドルとは違う。脱退したり、活動休止したり、留学したり、メンバーが減っても、間が空いても、形が変わっても続いていく。それってかなりすごいことだと思う。好きなアイドルが好きなアイドルのまま、いっしょに年取れるなんて最高じゃん。なにわ男子が人生になるんじゃん。大橋和也さんが人生になっていくのいいな。大橋和也さんの人生が最高だといいな。私の人生も最高になってほしい。最高にしてくしかないな。薬を飲みます。

ここ二週間くらいずーっと仕事が忙しくて天気も悪くて悲しすぎるニュースがあってといろんなBADが重なってウツっぽい状態になってしまいました。これはなんだ?!今までの人生でこんなことになったことないので本当にどうしたらいいのか分からなくて困っている。留学中テロで死ぬかも〜!?てなった時とか就活で全然内定出なかった時とかもマジで辛かったけど、ま、どうにかなるっしょ!プス〜〜〜て屁こいて鼻ほじってたら元気元気元気になってたからさ........この状態がなんなのか本当に分からなくてイ、イ、イヤだ〜〜〜〜〜〜〜〜取り返しのつかない失敗したり大事なものなくしたり友達と喧嘩したりしたわけでもないのに頭に霧がかかったみたいにモヤモヤしてたまに涙が出てくるんだけど本当にこれはなんでっか?ホンマでっか!?TV ヒャ〜(明石家さんま)友達と喋ってる時はすごく楽しいのに一人になった瞬間楽しくなくなっちゃうんだが泣 もったいな泣 コスパ悪泣 同人誌読んでも絵描いてもビール飲んでも服買っても天気が良くなっても楽しくなくてマジなんなの泣泣 一人になると涙が出てくるんだが?天才子役なのかな..........テアトルアカデミーに入ろうかな。人生100年時代!家の近くのカウンセリング調べたらどこもあんまり評価良くなかったんだけど「評価の低い精神科は信頼できる」みたいなインターネットメンタルジョークに触れフフッとなった。なんだ、そんな顔もできんじゃん。(誰?)鬱でござるよ!薫殿!るろうに心療内科検診!THE MOVIE 行かなきゃ〜〜〜〜!!この気持ちに名前をつけて安心させてよ(私はこういうBOYS RABUが大好き)!!あんまりセルフツッコミするとノブにイジられる 最悪 ノブのバカ 女オタクイジんな イジっていいものと悪いものがある。「○○は不安よな ××動きます」大喜利参加したいのになんも思いつかないので恋するフォーチュンクッキーの替え歌を歌います。

 

恋するフォーチュンクッキー

ピラニア トンガ寒くないよ

 

 

 

 

ああマッチング峠

去年の冬からマッチングアプリに登録している。先に断っておくが東京カレンダーではない。あの登場人物全員島耕作みたいな東カレのアプリを使うわけにはいかない。マッチングアプリの中でも真剣度の高い人が集うものを選んでいるつもりだ。別に何使ったっていいんだけど。

 

最初のアプリにはwithを選んだ。なんてったってDaiGo監修なのだ。信じるしかない。モニタリング!でいつも彼の活躍を拝見していたし、本をいっぱい出してるし、顔がかっこいいからな。監修つってもただのイメージキャラクターでしょ?とお思いの方、侮るなかれ。なんとwithではわれわれ恋愛低学歴がない知恵しぼって自分であれやこれやしなくてもDaiGoの出してくる質問にチョチョっと答えるだけで相性の良い異性が何十人もリストアップされてくるのだ。すごい。リアルアキネーターだ。withではDaiGo師のお導きもあり何人かの男性とマッチングした後チャットでやりとりしたが実際に会うことはないまま退会してしまった。申し訳ありませんでした。総括します。

余談だが私は一時期会社のPCであさま山荘事件関連の動画を見まくっていたのでおそらく公安にマークされている。

 

Withを退会後すぐPairsに登録した。こちらの方が有名かと思う。

PairsはもちろんDaiGo監修ではないので、職種やら結婚願望やら希望の条件をこまめに検索するか、共通のコミュニティ内をしらみつぶしにするかしかほぼ道はない。根性の世界だ。友情、努力、マッチングアップリ。DaiGoの心理テストが恋しい。withに登録した理由「DaiGoの心理テストがしたかったから」サイコパステストの模範解答かよ。地道な作業が功を奏したのかpairsでは3人の男性とマッチングし、食事に行った。みんないい人だったけどご縁はなかった。

「どんなときもポジティブで、挫けてもすぐ前を向ける人がタイプ」だと語った彼(それ私じゃねーな)も、突然からあげを5個にしてくれと言い出して店員と私を混乱させた30代の彼も、普通にタイプすぎて出身大学学部サークルTwitterインスタグラムを特定してしまった彼(半年前だけどまだチャンスありますか?)も、その後どうしているだろうか。私以外のPairsガールと、withガールと、最悪の場合東カレガールとマッチングしたのだろうか。

実はもう1人食事の約束をしていた男性がいたのだが、どうも様子がおかしいので不気味になってLINEをブロックしたらアカウントを作り直して呪いのメッセージを送って来たので自分の男を見る目に惚れ惚れしたが、1ヶ月と経たないうちにかつて思いを寄せていた男性がプー太郎に転職したことを知った。おい私の見る目。

 

ガチ恋くんと食事に行ったその夜にpairsを退会するという切なくなるほど健気な処女ムーブをかまし(その後1週間足らずで音信不通になった)、しばらく己を見つめなおすことにした。己と向き合う過程で自分の根幹を作っているBOYS LOVEを避けられるはずもなく大好きなたなと先生の「パーフェクトフィット」シリーズを読んでいたら、イチャつく恋人同士のふたりをめちゃくちゃ羨んでいる自分がいることに気づいたので流石にまずいとこの春ふたたびpairsの門を叩いた。pairsの門は退会後1ヶ月経てば全ての人に開かれるのだ。

 

こうして私のpairs2期「も~っと!pairs」が始まった。

1期は全てが手探りで、マッチングした男性に「エレベーター毎日乗ってます!」という怪文書を送りつける等かなしい事故がたびたび発生したが、2期ではコツを掴み、効率よく相手を絞り食事の約束をとりつけることができた。他ならぬ背中さす男とアッコさんである。長くなるので彼らのことは次の記事に。

ノリノリで恋したい・GW後半

GWは、いつまでもみんなの心の中に...。

 

5/2(木)

・海まで散歩。

・浜辺でおじさんが3人集まってコソコソ喋っていた。ひとりがサーフボードみたいなやつに立って海に入った途端、2人はどっかに行ってしまった。

・岩を渡って対岸に行こうとしたけど足が開かず引き返す。へっぴり腰の私を見てお母さんが「ちゃんと教えてこなかったお母さんが悪いねん」と言ってたけど、どこの家庭でもこんなこと教えてないと思う。

・狸みたいな猫。
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・家で昼ごはんを食べた。チャプチェとサバ。

・久しぶりにひるおびを見たら「連休中のSNSの使い方に要注意!」という、どう考えても視聴者層には関係なさそうな特集をたっぷり時間をかけてやっていた。

・三宮に行く。

・いつもの古着屋を回ったけど何も買わずに出ることに成功。買い物に屈しない!

・ビルの2階、Hanakoに掲載されてそうなおしゃ隠れ家カフェ♡に入ったら予想に反して居酒屋(モンテローザ系列)のような騒がしさだった。f:id:hem505:20190506160829j:image

・後ろの女子大生(就活中?)がトリックの話をしていてお金を渡しそうになる。お金を渡すことしか私にはできませんが、受け取ってくれませんか。

・トリック最高

・「イギリス行きた〜い」「待って…それはアリ!」

・「韓国も行きたくない?」「分かる!韓国は行こ〜!」

・旅行の計画立ててる時の女子大生が一番かわいい。

・油断していたらゴスロリ女3人と襟足の長い金髪男が入って来て歯を食いしばる。

・仲のいい高校の友達とごはんを食べた。

・私たちはかわいくないけど阪神間で一番おもしろいから大丈夫。

・めちゃくちゃダサい決めポーズが完成した。

・絶対チューしてるやん!チューしてなかったら否定するもん!

・魂の還る場所ごん太

・西村珈琲で爆睡する。嫌いにならんといて

 

5/3(金)

・母と海鮮ランチを食べに行く。
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・これ↑に焼き魚がついて1000円。バカ言ってる。

・店の前の黒板に「今夜、かつて赤いスポーツカーに乗ってチャラついていた僕の恩師が来てくれるんです!」と書いてあったが、知らん。

・芦屋大丸の凋落。

・ジュンク堂を冷やかす。

・美智子様の本めっちゃ出てるな。

・文庫コーナーを30分くらいうろついたけど、とくに収穫はなかった。帯が集団左遷だと、集団左遷が好きな人みたいになるので買いづらいものがある。

・「夫のちんぽが入らない」の文庫版が上下裏表逆にディスプレイされていた。店側の配慮か客のマダムの仕業かは分からないが、もとに戻しておいた。みなさんの罪は赦されました。

・ファミマの入店メロディを「ファミファミファミ〜マファミファミマ♫」と歌う女性とすれ違った。

・本やマンガがたくさんある喫茶店に入ったのにツイッターばかり見ていた。ナウシカ読めばよかった。

・最寄り駅に着いたら夕立ち。止むまで待っていればいいのに雨の中歩いて帰る。

・友人からの誘いを断り、蓬莱さんの天気予報を見ながらごはんを食べる。

・蓬莱さんは日本で一番ごはんが進む天気予報士。

・1973年のピンボールを読みながら寝落ちする。寝ずに読めたことがない。初期の村上春樹はとにかくいけすかんやつという感じがする。

 

5/4(土)

・祖母の家でバーベキューをする。
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・祖母の家といえばコアラ。これを見に来た。小さい頃よくこのコアラでシャドーボクシングしてた記憶がある。
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・ピーカン。暑いくらい。

・車を運転しない大人たち(私、姉、叔父)は張り切って飲酒タイムに入る。

・見たことのない、赤いラベルの金麦を飲んだ。おいしかった。

・赤いラベルの金麦もキムタクなのだろうか。

・まだ1杯目も飲みきってないのに、叔父が赤ワインをコップになみなみ注いできた。危険だ。

・「会社、その髪でええの?」と義兄(姉の旦那)に聞かれた。ほんのり侮蔑のこもった視線に興奮する。

・この髪でいいかは、義兄ニャンが決めてください。

・義兄(おにい)ニャン

・赤ワインも飲んでないのに、叔父が今度は日本酒を勧めてきた。飲まないぞ。

・姉家族の車で帰るつもりだったけど、義兄ニャンが昼寝したいし釣りもしたいとかワガママ言いだした(カワイイ♡)ので一足早く母に駅まで送ってもらった。

・新幹線、混んでないか不安だったけどなんとか自由席に座れた。指定席は完売だって。

・渋谷でふくりん(大学の友達)とごはんを食べた。

・ふくりんが真剣な顔で「女子にこんなこと聞くの失礼かもしれへんけど...血圧なんぼ?」と聞いてきて紳士だった。

・ふくりんは他人と突っ込んだコミュニケーションをとろうとして失敗することがある。うかれたメキシコ料理屋の店員が(は?)という顔をしていた。

・ふくりんは「革張りナノなんとか」という特殊な手袋をつけて仕事をしているらしいが、早口なうえに噛むので毎回違う単語を口走っており、本当の名前がわからなかった。

・ファヒータ

・モヒート

・私はもうラーメンとやりあえる身体ではない。

・一乗寺でラーメン屋を2軒はしごしたらお腹いっぱいになりすぎて腹ごなしにブランコを漕いでいたら気持ち悪くなって公園のトイレで吐いて以来、ラーメンが少し怖い。

 

5/5(日)

・朝から洗濯物を回した。

・冷蔵庫の中でカッピカピになっていたベーコンと舞茸でギャンブルパスタを作った。まだ死んでいない。

・Bunkamuraで「幸福なラザロ」を見る。

・Bunkamuraは座席にドリンクホルダーがない。衝撃だった。上映中グレープフルーツジュースを股間でホールドするはめに。
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・かまってちゃんな金持ちの息子がすごくきれいでよかった。

・金持ちの息子が持ち込んだラジオから流れるいかにもラテンなクラブミュージックが印象的だったが、ちょうど島谷ひとみの曲がそんな感じだったなと思った。

・ヒカリエのディプティックに寄る。フィロシコスというイチヂクの香りと悩んだ末、タムダオを買った。

・高田馬場初上陸。早稲田生にカツアゲされないように下を向いて歩いた。

・ロマンという喫茶店へ。パチンコ屋の上にあるのがいい。

・窓際の席が嵐ファンに予約されていた。嵐ファンがパチンコ屋の上の純喫茶で何を語らうのか気になる。

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・村上春樹、安西水丸の「日出る国の工場」を読んだ。「玉姫殿」という結婚式場の話がおもしろかった。

・玉姫といえば戸川純

・ロシア留学時代の友人と合流してウズベク料理屋へ行くも満席。テイクアウト用の小窓から見なれた中央アジアの顔が。なつかしい。

・近くのやきとん屋に入る。表の黒板にイノシシの絵が描いてあったので猪肉が食べられるのかと思ったけど全然そんなことなかった。

・ロシアまた行きたいな。

・一軒め酒場は本当に安い。からくりがあるのではと勘ぐってしまう。老後「一軒め酒場代」を取り立てられたりしないだろうか。

 

5/6(月)

・昨日買ったタムダオをつける。甘すぎない、ハンサムな香りで気に入った。彼氏の香水をたまに借りてる、という設定でいこう。

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・フランスゴムの木がみるからに病気だ。葉っぱが怖い色になっていた。お医者さんにみてもらいたい。

・文学フリマへ。

・お目当ての「でも、こぼれた。」と「エトセトラ」を無事ゲット。

・「でも、こぼれた」の列のそばにレンタルなんもしない人がいた。並んでいる人たちに写真や握手を求められていてアイドルのようだった。

・Twitterでの言動を見ているともっとツンとしてそっけない感じの人なのかと思っていたが意外と明るく柔和な雰囲気の人だった。「小顔ですね」とかなんとか話しかけようかと思ったがやめた。私は存じませんが有名な方なんですか?といった態度をとってしまった。

・こういうところを直したい、令和。

・こだまさんもでこ彦さんもファンなのに話しかけることができず、手汗でしっとりした千円札を渡すのがやっとだった。

・こだまさんの声は想像より高かった。

・でこ彦さんの瞳がすごくきれいだった。

・どこかの大学のサークルだったか、キツめの美人が腕を組んで仏頂面でスペースに座っていてハルヒみたいだと思った。

・行きたいカレー屋がことごとくしまっている。

・恵比寿のカレー屋でポークビンダルカレーを食べた。さっぱりしておいしかった。静かで雰囲気もよかったからまた行きたい。

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・写美へ。会期ぎりぎりでヒューマンスプリングに滑り込み。

・「ギターはもう聞こえない」を見た。正直さっぱりわからなかった。

・浮気男が結婚して子どもができても浮気しまくってたらドラッグ中毒の元カノが死んでサゲ〜みたいな映画でざまあみやがれと思った。f:id:hem505:20190507205904j:image

・フィクションの浮気とか不倫はなんとなく許せるような気がしてたけど、開き直られるとむかつくことがわかった。

・花様年華は大好き。

・アンジュルムのBDを見ながら久々の筋トレ。GW初日以来だ。初日と最終日やったから間も全部やったことにならんかな。

・ならんか。

・筋トレはオセロじゃない。

・愛はおしゃれじゃない。

・顔がおしゃれじゃない。

・なにがカルチャー顔だ。オタク顔をくらえ。

 

ウキウキな夏希望・GW前半

GW中まだ一度も仕事のメールを見ていない。代わりにいつもの8倍ツイッターを見ている。

 

4/27(土)

・中目黒の古着のポップアップイベントに行く。

・黒い犬のTシャツを見ていたら店員のお兄さんが「興味ないと思いますけど、僕そのスウェット持ってます(笑)」と話しかけてきたが、お兄さんに興味があるので買った。

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・お兄さんはピスタチオ(クラフトボスの方)に似ていた。

・いかにも中目黒なコーヒースタンドでカフェラテを飲む。黒い犬がいた。Tシャツの犬。

・カフェラテにはフェラが隠れていることを発見。

・渋谷駅前で極右政党とヒプノシスマイクの宣伝トラックがセッションしていた。

・BEAMSの古着イベントに行く。USSRとプリントされたTシャツを試着したらピチピチすぎてアイダホに住んでるオンラインゲームのオタクになった。

・RAGTAGでマルジェラのTシャツを買う。定価で買えるようになりたい。

・寒かったので晩ごはんはチゲ鍋にした。賞味期限切れたてのモヤシをひと袋投入したらモヤシの味しかしなかった。

 

4/28(日)

・昨日の鍋の残りでチゲうどんをつくる。もうモヤシの姿はないのに、そこには確かにモヤシの気配があった。

・朝目覚めるたびに君の抜け殻が横にいるって平井堅が歌ってたけど私の横にはモヤシの抜け殻がいる。

・帰省の準備。イ・ランの「悲しくてかっこいい人」をスーツケースに入れたけど、ヨレヨレになりそうだから帰ってから読むことにする。

・東急で帰省のおみやげを買う。東京には魅力的なおみやげ(菓子類)がない。東京バナナに頼りすぎている。

・クラフトビールの缶を3本買った(シードル、IPA、コーヒースタウト)。

・店員に「話題にもなりますもんね〜」と言われたが、共感できなかったので無視してしまった。

・友達のウオイ家に遊びに行く。財布を失くしたばかりなのに美味しい食事を用意してくれた。私だったら誰とも会いたくなくなるので、ウオイはえらい。

・Ginzaのオシャレ煮卵おいしかった。f:id:hem505:20190506135928j:image

・ウオイが出会った不完全燃焼でゴメン男の話に爆笑する。

・相変わらずオニュのことをウサちゃんだと思ってる様子だった。

・東京駅は想像よりだいぶ空いてた。指定席もガラガラ。自由席にすればよかった。

・母が駅まで迎えに来てくれた。車内であいみょんのラジオを聞く。

・あいみょんはyo-kingのことを「キングさん」と呼んでいた。

 

4/29(月)

・京都。

・店員が無限に話しかけてくる店に入ってしまった。

・店員が「あったかいですねえ〜気ぃ狂ってるんちゃうか思いますよね、天気。」と言っていて怖かった。思わない。

・ピンク色のTシャツを試着したらギャル男になった。

・ギャル男宣言

・Tシャツとスケスケのかばんとシールを買う。f:id:hem505:20190506140157j:image

・スケスケのかばんはもう持っているのに。

・25になる前にシールを買うのをやめたい。

・三条のホホホ座でタンシチューのオムライスを食べた。タンがめちゃくちゃおいしくてシーチキンかと思った。

・友達が彼氏とすぐ近くのカフェに来ていることを知り、挨拶にうかがった。どう見ても困っていた。

・いい人そうやんしか言えなかったが、本当にいい人そうだったのである。

・歩いて浄土寺のホホホ座へ行った。ホホホ座をはしごするとは。

・河原町に戻るバスで寝こけてかばんの紐を食べていた。

・サウナの梅湯まで歩いた。雨の中18分。

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・常連っぽいおばちゃんがシャワーの出し方とか桶の位置とか色々教えてくれた。

・「お嬢!聞いとんか?」怖

・サウナの話題①美智子様は陛下のために食事後ニンジンを薄く切ったものを出している。

・サウナの話題②切り傷よりも刺し傷が痛い。魚は水がなくて苦しいところを生きたまま切り殺されてかわいそう。人間は残酷。

・サウナの話題③ビールがうまい。ビールを飲むためにサウナに来ている。

・お湯に浸かりながら読める「梅湯新聞」が面白い。

・MC紀州の化け狸

・サウナの2階にタトゥースタジオがあった。

・風呂上がりの黒ラベル最強。

 

4/30(火)

・中津のエンリケで培養肉くん(2)を読んだ。こんなオチなのか。

・カンテグランデでサークルの先輩とカレーを食べる。

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・in livingのモノマネ動画を見て自分の性格の悪さを再確認する。先輩も笑ってたので安心した。

・モノマネ動画の中でバナナを流しに直接置いて切っていたので笑っていたら本家でもまな板を使ってなくて度肝を抜かれる。

・7時に起きて10時に家出るんかい。

・タバコを吸う/吸わないの間で揺れている人間が一番ダサい。

・茶屋町のジュンク堂でオタクをたくさん見た。

・ロザリオをさげたオタク。

・るきさんの文庫版。

・地元に帰って家族で焼き肉を食べた。

・ステーキの盛り合わせを頼んだら皿にプラスチックの盆栽がのっていて笑った。

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5/1(水)

・0時半に出産した人がこどもの名前を聞かれて「令和か令がいいですね」と言っていた。冷静になったほうがいい。

・ボルタンスキー展に行ったら無料開館日だった。招待券をもらったのに。

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・展示はすごくよかったのに客がやかましかった。

・「むっちゃ気持ち悪いなあ!」←そんなこと言うな

・これが終わったら国立新美術館でやるらしい。

・姉と合流して蕎麦を食べにいく。おいしかった。

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・こういう店でだし巻きを頼むところが私に似ている。

・北堀江にネイルをしにいく。ネイリストの人がシベリア鉄道に乗りたがっていた。ロシアの話をする。

・アイスティーを頼んだらチャイプリンもいっしょについてきた。おいしかった。

・写真で見たらモスグリーンっぽかったネイル、実物は青葉城西のユニフォームの色だった。

・梅田に戻る。ルクア、ルクアイーレ、グランフロントを早足で回る。

・前になくしたフィリップオーディベールのブレスレットを探したけど同じのがなかった。大ぶりのやつを試着したらワンピースの敵みたいになったのでやめた。

・ジュスティーヌクランケでブレスレットを買った。ツイッターで検索したらEXILEタカヒロファンがこぞってジュスティーヌクランケのピアスを買っていて、ちょっと後悔した。

・サークルの飲み会に遅刻する。

・本当にその頭で働いてるの?と言われた。もしかしたらもうクビなのかもしれない。

・トラガスを見た同期の男子が「それは耳に刺さってるんか?」ってお父さんみたいなことを言ってきた。

・「痛くないんか?」

・「寝るときは外すんか?」

・唐揚げの次に味のない鶏肉の炒めものがきた。こんなコースあるかよ。

・ゴールデンウィークだから仕方ないよね、働いてる人に感謝しないとね、とみんなうわ言のように繰り返していた。


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脳死判定の恋

23回目のクリスマス、脳死判定の恋を抱えている。私が送ったLINEが既読スルーになって2日半。終わらせようと思えば終わらせられる。というか、すでに息はない。が、まだ終わってないと言い張ることもできる。たまたま無限に返事がこないだけだ。永遠にフラれないし、実りもしない。マッチングアプリで知り合って食事をしたのが1週間前。恐ろしく顔が好みだった。そんなもん好きになるやろがい。2時間弱の会話の中からヒントを拾い上げ、インターネットラブサーチ。結果、Facebookアカウント、出身大学、学部、サークル、ツイッターアカウント(鍵)、インスタグラムアカウント(鍵)を突き止めた。FBIに転職しようかな。政府は税金を投じて一刻も早くネトスト更生施設を南青山に作るべきだ。このブログを書きながら何度もLINEを確認しているけどもちろん返事はきてない。勢い余って胸まであった髪をバッサリ切った。私のこういうところは分かりやすくてカワイイと思う。かわいくないですか?右耳の軟骨ピアスに何度もハサミが引っかかり痛くて屁が出そうになったがグッとこらえた。涙みたいに言うな。は〜。何がダメだったんだろう。ひとつひとつ思い出そうとする。ニットは毛玉だらけだったし、サラダ取り分けなかったし、眉毛の周りに産毛めっちゃ生えてたし、直前まで「土屋太鳳 性格」で検索してたし。思い当たる節がありすぎて何から手をつけたらいいかわからない。マッチングアプリで今まで2人の男性に会ったこと、どちらも何か違うなと思って連絡を取っていないこと、男性と付き合ったことがないこと、キスしたこともないこと、酔っ払って手は繋いだことはあるけど1度きりでそれからその男性とは会ってないことなど、私の手札のカードは全て晒したのに「壁を作っている」「本心で話してほしい」と言われた。壊れるほど愛しても1/3も伝わらないって、これか?私はめちゃくちゃ好きな顔の男性とお酒が飲めて最高の気分だったのに全然届いてなかったんだ。これからは1分に1回は好きだなって言おう。舘ひろしになろう。咲が生まれた年のワインを入れよう。世の中のカップルたちがどうやって交際にこぎつけているのか本気で知りたい。山川出版から教科書を出してほしい。上から鉛筆でなぞるから。マッチングアプリも友達の紹介も合コンも、おなかいっぱいだ。疲れ果てた。疲れ果てるほど数をこなしてるわけでもないのに。今年のM-1でギャロップがM-1グランプリを勝つための4分半の筋肉がない、と言われていたけど私も恋愛の筋肉がない。トレーニングの方法を知らないからネトストの筋肉だけが異様に発達したいびつなボディビルダーになってしまった。昔マッチョを育成するクソゲーでめちゃくちゃ首が太い化け物をつくってしまったことがあるけど今の私はそれだ。クリスマスが終わると間もなく誕生日がやってくる。24歳にはさすがにもろもろ卒業してるだろうと思っていたが現役続行の見通しだ。24連覇を達成し私は伝説の首マッチョになる。