ああマッチング峠

去年の冬からマッチングアプリに登録している。先に断っておくが東京カレンダーではない。あの登場人物全員島耕作みたいな東カレのアプリを使うわけにはいかない。マッチングアプリの中でも真剣度の高い人が集うものを選んでいるつもりだ。別に何使ったっていいんだけど。

 

最初のアプリにはwithを選んだ。なんてったってDaiGo監修なのだ。信じるしかない。モニタリング!でいつも彼の活躍を拝見していたし、本をいっぱい出してるし、顔がかっこいいからな。監修つってもただのイメージキャラクターでしょ?とお思いの方、侮るなかれ。なんとwithではわれわれ恋愛低学歴がない知恵しぼって自分であれやこれやしなくてもDaiGoの出してくる質問にチョチョっと答えるだけで相性の良い異性が何十人もリストアップされてくるのだ。すごい。リアルアキネーターだ。withではDaiGo師のお導きもあり何人かの男性とマッチングした後チャットでやりとりしたが実際に会うことはないまま退会してしまった。申し訳ありませんでした。総括します。

余談だが私は一時期会社のPCであさま山荘事件関連の動画を見まくっていたのでおそらく公安にマークされている。

 

Withを退会後すぐPairsに登録した。こちらの方が有名かと思う。

PairsはもちろんDaiGo監修ではないので、職種やら結婚願望やら希望の条件をこまめに検索するか、共通のコミュニティ内をしらみつぶしにするかしかほぼ道はない。根性の世界だ。友情、努力、マッチングアップリ。DaiGoの心理テストが恋しい。withに登録した理由「DaiGoの心理テストがしたかったから」サイコパステストの模範解答かよ。地道な作業が功を奏したのかpairsでは3人の男性とマッチングし、食事に行った。みんないい人だったけどご縁はなかった。

「どんなときもポジティブで、挫けてもすぐ前を向ける人がタイプ」だと語った彼(それ私じゃねーな)も、突然からあげを5個にしてくれと言い出して店員と私を混乱させた30代の彼も、普通にタイプすぎて出身大学学部サークルTwitterインスタグラムを特定してしまった彼(半年前だけどまだチャンスありますか?)も、その後どうしているだろうか。私以外のPairsガールと、withガールと、最悪の場合東カレガールとマッチングしたのだろうか。

実はもう1人食事の約束をしていた男性がいたのだが、どうも様子がおかしいので不気味になってLINEをブロックしたらアカウントを作り直して呪いのメッセージを送って来たので自分の男を見る目に惚れ惚れしたが、1ヶ月と経たないうちにかつて思いを寄せていた男性がプー太郎に転職したことを知った。おい私の見る目。

 

ガチ恋くんと食事に行ったその夜にpairsを退会するという切なくなるほど健気な処女ムーブをかまし(その後1週間足らずで音信不通になった)、しばらく己を見つめなおすことにした。己と向き合う過程で自分の根幹を作っているBOYS LOVEを避けられるはずもなく大好きなたなと先生の「パーフェクトフィット」シリーズを読んでいたら、イチャつく恋人同士のふたりをめちゃくちゃ羨んでいる自分がいることに気づいたので流石にまずいとこの春ふたたびpairsの門を叩いた。pairsの門は退会後1ヶ月経てば全ての人に開かれるのだ。

 

こうして私のpairs2期「も~っと!pairs」が始まった。

1期は全てが手探りで、マッチングした男性に「エレベーター毎日乗ってます!」という怪文書を送りつける等かなしい事故がたびたび発生したが、2期ではコツを掴み、効率よく相手を絞り食事の約束をとりつけることができた。他ならぬ背中さす男とアッコさんである。長くなるので彼らのことは次の記事に。