フェルメール展でケツ揉むな

フェルメール展に行った。日時指定制にも関わらず、入場には長い列ができていた。列に並んでいるあいだ、後ろの親子の会話を聞いていた。大学生と思しき息子がコンタクトにするやしないやでうだうだ文句を垂れている。最初は「コンタクトは目が乾くんだよ!」みたいなことを言っていたのに、突然「瞬きしてる暇もないの!」と言い出してカッコよかった。閃光少年だ。明日まで電池を残す考えなんてないけど日曜日にお母さんとフェルメール展に行く考えはあるのだ。抱きしめたい。コンタクトを糾弾しまくる息子に「じゃあJINS行こ〜」と母親が全く相手にしていなかったのもCOOLだった。ちらっと振り返って見てみたら息子メガネかけてた。JINS行かなくてよくね?フェルメール展は当日券で2700円。たっけ。前澤友作の秒給?チケットが高いぶん、入り口では「牛乳を注ぐ女」の栞と作品解説のブックレットがもらえる。通常なら500円くらいするオーディオガイドも無料だ。ナビゲーターは石原さとみ。興味ね〜。土井善晴がよかった。中は想像通りの混雑ぶり。全体的に年齢層は高かったけど、小さな子どもを連れた家族もたくさんいた。子どもたちは暴れたり騒いだりすることなくつまんなそうに鑑賞していて、えらかった。それよりも中年のカップルが目に余った。彼氏が彼女のケツを揉みまくる。上野の森美術館で絵もそこそこに40過ぎた彼女のケツを揉むのはこの男〜!(エンタの神様)17世紀のオランダの貴族たちの肖像画、モミモミ。嵐の海、モミモミ。レンブラントの弟子だ〜、モミモミ。コラーーーー!!!絵を見ろ!見ながら揉むな!テレビ見ながらご飯食べるのやめなさい!絵か尻どっちかにしなさい!両立すんな!ケツ揉んでるカップルに気を取られていると突如おっぱい丸出しの女性の絵が現れて小パニックになった。「ひいおばあちゃんの乳首もこんな色やったよ」お母さんからのクチコミ。小鶴の乳首情報やめて。フェルメールを見に来たはずなのに。真珠の耳飾りの少女、牛乳を注ぐ女、彼女のケツを揉む男、乳首がピンクのひいばあちゃん。目録が終わってる。あ、でもフェルメールの絵は素晴らしかった。感動しました。歳をとると乳首がピンクになるそうです。老後に期待を込めて★5です。

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