セクシーペルシャゴリラ

セクシーペルシャゴリラへの道のり

金木犀の匂いが好きな女は智弁和歌山ファン

分かりやすい女はモテる。

 

私はめちゃめちゃミーハーな高校野球ファンでとくにひいきのチームはない。地元兵庫や関西の代表校のほかは顔のいい選手のいる高校を応援する。去年の夏の甲子園は大会随一の桃尻・平沢大河くん擁する仙台育英、この夏はお肌荒れぎみの岡田准一こと大西健斗くん率いる北海高校を応援していた。とくに北海の大西くんはエースで4番でキャプテン、顔面は岡田准一という別冊マーガレット連載のスーパーホット球児だった。マウンドでは冷静沈着、インタビューの受け答えも落ち着いていて粗相がなく、強いて言うなら両頬のニキビが少々ワイルドピッチだったけどそれも高校生らしくて良かった。なにより眉毛を全くイジってる様子がなかったのが素晴らしい。たまに眉毛イジりすぎて錦糸卵みたいになってる球児がいるけど、のびのび大草原眉毛が球児の魅力なので絶対に剃らないでほしい。あとSNSもやらないでほしい(※興南高校の比屋根くんのtwitterは例外とする)し、引退してすぐ女子マネージャーと付き合ってsnowで自撮りもしないでほしい。例のごとく話がそれてしまったので本題に戻します。

 

甲子園シーズンが近づくと必ず現れるのが「智弁和歌山ファン女」である。智弁和歌山高校といえば野球の名門で関西きっての強豪校である。しょっちゅう甲子園に出場してるし結構強いしユニフォームも白と赤でかわいいし、とにかく華のあるチームだ。

ただ、「智弁和歌山ファン女」のほとんどはそもそも高校野球にはそんなに興味がない。智弁和歌山ならなんとなく見たことあるし高校野球好きって言っておけば男にモテそうくらいの感覚で智弁和歌山ファンを自称してるんだと思う。彼女たちは智弁が勝つと「智弁がんばれ〜!ずっと応援してる😍⚾️」と言い、負けると「智弁負けちゃった〜😢めっちゃ泣いてる😂最後まで諦めずに戦う姿がかっこよかったです。おつかれさまでした⚾️✨」と言う。そして智弁敗退後はほとんど高校野球は見ない。大阪芸大のキッツいCMを見る苦しみを味わうことなく、ねったまくんじゃんけんだけを楽しみ早々にチャンネルを変えてしまう。そういう女。

 

そういう女は高確率で秋になると「金木犀のにおい。すき。」などとツイートをする。やつらは金木犀の匂いが好きなのではなく、金木犀の匂いくらいしか判別できる程度に知らないだけなのに「数ある匂いの中でも金木犀がいちばんすきだなあ」感を出してくる。ただこういう女はモテる。ユニクロのリブニット着てるくせになんか知らんけど彼氏がいる。奇妙なサイズ感の色あせたチノパンを履いた彼氏が。こういうカップルは春は大阪城で花見、夏はびわ湖花火大会、秋は京都で浴衣デート、冬はなばなの里に行く。記念日にはルクアでクソでかい皿にのった6cm四方のおかずを食う。プレゼントはもちろんお揃いのダニエルウェリントン。そういうカップル。分かりやすいのだ。クソ〜。めちゃくちゃうらやましい。私もそういうことしたい。でも文字通り高校球児のケツばっか追いかけてる女がモテるわけがない。

 

「わらこは分かりにくいんだよ」と言われたことがある。変わってるとか個性的とかって意味じゃない。自分で言うのもなんだけど私は至極まっとうな人間だと思う。常識はあるし普通にコミュニケーションもとれるし常に人の目を気にする小心者だ。ただサブカルなのかオタクなのか処女なのか、どの要素を強く押し出すべきなのか迷ってる間に21年が経ち、現状どうぶつ奇想天外というありさまなのである。友人には「わらこはサブカルぶってるくせにマインドがサブカルじゃない」と言われた。自他ともに認めるサブカルクソ女なくせに、たまにサブカルクソ女であることがたまらなく恥ずかしくなる瞬間がある。裸足でビレバンから逃げ出してアニメイトに駆け込みたくなる瞬間。厄介なのが周囲にオタクと認められたいくせにオタクっぽいとは思われたくないという自我の存在である。だからアニメイトとかアニメのイベントに行くときはめっちゃおしゃれしてクロエの香水ふって行く。マウンティングである。傍から見ればアニメイトにいる人間なんて等しく気持ちの悪いオタク女なのでこんなに滑稽なプロレスショーもない。はやく人間になりたい。

 

さて、ちまたはハロウィンで大盛り上がりである。前述したわかりやすい女のみなさんは大体ハーレイクイーンのコスプレをしていることと思う。ただ、ツイッターでのハロウィンへの反応があまりに過剰で驚いた。オタクたちの拒否反応は、コミケでさんざん地獄見てるくせに何を今更と思う反面、染み付いたリア充ウェイたちへのアレルギーという意味でまだ理解できるが、意外なのがオタク以外のみなさんの反応である。ハロウィンの本当の意味も分かってないくせにだのハーレイクイーンのコスプレ全員ブスだの好き勝手言ってるようだけどあんたらの大好きなsnowだってよっぽどトリックオアトリートだ。都会や派手な人間への嫉妬としか思えない。私は去年留学先のロシアで張り切ってチャイナドレスを買い、白塗りメイクでクラブのハロウィンイベントに向かったがパリピたちの乱交パーティまがいの異様な空気に怖じ気づいてクラブの近くのシケたカフェで地下鉄の始発の時間まで息をひそめていたという苦い思い出がある。ハロウィンはこりごりだ。そんなことよりも今日10月30日はハイキュー!!の灰羽リエーフくんのお誕生日。昨日の夜はケーキとワインとバラを買い、0時ぴったりにキャンドルをつけてお祝いした。おめでとうリエーフくん。生まれてきてくれてありがとう。

 

 

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今年もよく分からない女のままハロウィンをむかえる。